あきらめないで

円形脱毛が次々と出来てしまい

病巣も大きくなると、病巣と病巣がつながってしまいます。


多発性円形脱毛症が悪化した状態を

「多発融合型」と言います。


融合型になってしまうと

そのまま「全頭型」移行することもあり

治療は、初歩的治療から

ステロイド局所注射やSADBEなどの積極的治療へ移ります。


早期に免疫細胞に対するアプローチで悪化を防ぐことができれば

今後、再発しても症状の軽減に作用できます。



過去に重度の円形脱毛症を発症した方は、

再発も同様に重度になりやすいのです。


「多発円形脱毛症融合型」では、イタチごっこのような治療になることもあります。

一方の病巣に発毛があっても

他方に新たな病巣が出現して

なかなか完治に至らず、治療は長期化傾向にあります。


しかし、あきらめずに治療を続けることです。


そのうち、イタチごっこがゆっくりになって

発毛箇所が多くなり、病巣が小さくなってきます。


ここまでくると、たとえ再発したとしても

範囲は狭く、治癒も早くなって、悪化を防ぐことができます。