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てぃーだブログ › あきらめないで › 症状別に対応 › 長い事円形脱毛を放っておくと

長い事円形脱毛を放っておくと

2010年11月15日

治療して生えてきても、どうせまた抜けるから・・・

円形脱毛症は「自己免疫疾患」ですから

治ってもまた再発してしまいます。


多発性、全頭型、全身型などの重症ほど再発率は高いのです。


繰り返す治療に疲れて

治療をせずに何年も放置してしまう方も多いです。


長期間発毛がない頭皮は

毛穴が閉じてしまって、皮膚がつるつるとしています。


10年以上まったく発毛の無い何人かの治療を行いましたが、

有効な結果は得られませんでした。



発毛はあっても育毛がうまくいかないのです。


やっと発毛があっても

産毛の状態のまま1㎝も満たない長さで抜けてしまいました。


顕微鏡で毛根を観察してみると、けして円形脱毛特有の萎縮毛が多い訳ではありません。

長い期間、毛母細胞が活動していなかったせいなのか

十分に太い毛髪をつくるほど寿命を伸ばせないようでした。



「SADBE」や「ステロイド局所注射」で発毛までこぎ着けたら

毛母細胞の成長に必要な栄養素、成長因子などを

導入機「アクシダーム」で導入したり

細い針で皮膚に穴を開けて導入する「ダーマローラ」を行ったり

「真空含浸機」で圧をかけて育毛剤を浸透させたり

いろいろと行うのですが、産毛の域を超えるのは難しかったです。



円形脱毛を発症して10年以上経過し、治療は行っていなくても

とりあえず何度か少しは発毛はあった・・・というのであれば

毛母細胞は萎縮せずにあります。

治療が上手く行けば、毛母細胞は再び細胞分裂を行い、発毛します。


子供の頃に発症して、10年以上悪化を繰り返していた患者でも

通常の髪質でしっかりと回復した方はおります。



あきらめずに、とにかく何らかの治療を行い

少しでも発毛させておけば、いつか髪の毛がしっかりと生えて来る可能性はあるのです。



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Posted by ヘアクリニック新垣 at 08:00│Comments(0)症状別に対応
 
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